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天使のピアノ(2003年度 国立市登録文化財指定) 外部サイトに繋がります

 

天使のピアノ

 

「天使のピアノ」は知的障害者福祉施設に所蔵されていた、創立者の妻筆子が愛用したピアノです。1885(明治18)年頃横浜のドーリング商会が製造販売したもので、戦前は筆子がこのピアノでクリスマス祝会等に演奏を披露したと言われています。
やがて、筆子が亡くなり戦後何十年も忘れ去られていましたが、学園史研究会のメンバーによって1995(平成7)年に発見され、1997(平成9)年に日本ピアノ調律師協会に鑑定を依頼したところ日本に現存する最古のアップライトピアノであるとされました。
その後学園と音楽を愛する市民の方々と、日本調律師協会の献身的な努力によって復元されました。現在では、園内の聖三一礼拝堂、記念館講堂でのコンサート、都内各地でのコンサート等に供され、鹿鳴館時代の音を皆様にお届けしています。2003(平成15)年には国立市の登録文化財に指定されました。
「天使のピアノ」の名の由来は、鍵盤上の板に、2人の幼児を抱いた天使が描かれているガラスが嵌めこまれているところにあると言い伝えられています。

天使のピアノの持ち主、石井筆子を主役とした映画も作られました。

「筆子・その愛-天使のピアノ−」

映画のリンクはこちら(外部ウェブサイトに繋がります)

​この映画は、平成19年度児童福祉文化賞受賞作品になりました。

「天使のピアノ 石井筆子の生涯」​ 2000年に出版(Amazonに繋がります)

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