調律に関する疑問

 

Q.調律って何をするの?

 A.調律・整調・整音つまり、音程・タッチ・音質を適正にします。

厳密に調律とは、音(音程)を合わせることですが、「調律師がする調律」とは、音程の他に音質を整え(整音)、アクション部品の調整(整調)をすることが含まれます。ひとつの音を出すのに約70もの部品が関係しており、これらが正しく調整されていないと鍵盤を押した際の動きが繊細に音に反映されません。さらに、鍵盤の数は88ありますので、全てが同じように調整されていないとタッチがバラつき弾きにくくなります。また、弦を叩くハンマーは羊毛でできており、使用による硬化・変形、経年劣化による音質の低下がおきます。状態に合わせ最良の響きになるよう音質を整える整音も重要です。音合わせ(調律)しかしない「調律」ではないのです。

 

Q.弾いてないから調律しなくても良いのでは?

 A.弾いてなくても狂います。

ピアノの弦は1本役70kg~90㎏の力で張られており、1台分約230本で20tもの張力がかかっています。

正しく調律された状態で張力のバランスが取れるよう設計されています。調律が狂うということは、張力が狂うということで、結果ピアノ全体の張力バランスが崩れてしまいます。バランスが崩れたピアノは、当然ながら負担がかかり不具合が発生しやすくなります。一度大きくバランスを崩してしまうと、調律をして正しいバランスに直しても狂いやすくなってしまいます。定期的(年に一度)調律をして正しいバランスを保つことで、良い状態でピアノを保管することができます。ひどくバランスを崩してしまった場合は、また定期的に調律をすることで徐々に狂いにくい状態に戻すことが出来ます。

Q.調律っていくらかかりますか?

 A.ピアノや状態により変わります。

定期調律料金(年1回調律をしている場合)アップライトピアノで¥18,000~

グランドピアノで¥20,000~を基本としていますが、状態により調律割増料¥5,000~がかかる場合があります。調律が空いてしまった期間に準じての割増料の規定はありませんので、音の狂い具合や、部品調整の狂い具合により調律割増料や整調料は変わります。お電話で状況をご説明いただいても金額の判断は難しいです。しかし、調律に伺った際、最初に状態を確認し金額を提示させていただきます。お客様が納得されてから作業しますので、料金等不安な方もご安心ください。 

​(調律料金は令和元年10月に値上げいたしました)

 

Q.普通のピアノ(一般的なピアノ)でもみていただけますか?

 A.もちろん一般のお客様大歓迎です!

当工房は、全国より「他店では断られてしまったけど、どうにかなおしたい」というピアノの修理や、歴史的に価値の高いピアノの修復を数多く手掛けておりますが、普通のご家庭の普通のピアノの調律もさせていただいております。皆様の日常にピアノがある暮らしになるようお手伝いさせていただきます。